今週から始めてみた、憲法学の横大道聡教授(慶大)と比較憲法工学のケネス・盛・マッケルウェイン(東大)と3人での新シリーズ、「シン・憲法研究会」、こんなカジュアルでいいのかというノリで最先端の議論を展開するという、狙い通りの最高に面白い滑り出しでした!
今回も、現在ケネス先生が取り組まれている「日本人の憲法改正意識」に関する共同研究のデータをもとに、何となくメディアや政治周りで言われている憲法に対峙する「国民」像(イメージ)というのが悉く崩れ去る、新鮮な議論でした。
憲法審査会で議論されている議員の任期延長等々のアジェンダへの国民の意識は、永田町周りの熱量とは明らかに乖離している。
一方で、過半数以上の「合意」が形成されているアジェンダはたくさん存在するのです。そうするとやはり自民党の内部でも野党サイドでも何でもいいですが、第三の勢力による真に国民の意識を取り込んだ改憲提案を出せる勢力を作っていかないと、現状の政治勢力による対立構造ではまともな憲法改正にはいきつかないですね。
これは皇位継承の問題とも同じで、民主政の過程において、あまりに少数の政治的勢力の意見が代表されすぎている「過剰代表」の問題があります。
LGBT法案も含めて、これらの点も触れております。
あと興味深かったのは、年代別の改憲アジェンダへの回答。
高等教育無償化に対する世代間分断は笑っちゃうくらいすさまじいものがありました(笑)
そんなこんなで、もっと国民を信じてもいいんじゃないか、もっとワクワクするような「理想の憲法」について議論できるんじゃないかという明るいメッセージを発信し続ける配信になりそうです。
とにかく啓蒙し続けるしかない!!絶対に何かを変えられることができます。
週末に是非ご覧ください&扱ってほしいテーマなんかもドシドシ募集してます!
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